2007年05月31日

ティアナ・ランスターの異常な日常〜ショートショート劇場F by SMP@

 こんにちは、マドモアゼルティアナです。双子座の貴方、カブトムシを採ろうとして樹に蜂蜜を塗ったら…………スズメバチやゴキブリばかり寄ってきてトラウマだ!

 改めまして、どーもティアナ・ランスターです。ただいまひぐらしのなく里にて絶賛荷造り中です。もうすぐ手伝いにキャロが来る時間なので、それまでできるところまで一人で……おやチャイムが鳴りましたね。開いてるからはいっていいよー


「お邪魔しまーす。お久しぶりですね、ティアさん」

 うん、久しぶりだねキャロ。

「すごかったそうですね、わずか一週間でのスピード解決。報告書を読んだ八神部隊長、唸ってたそうですよ?」

 ほお、それはそれは。

「少しお話、聞かせてくださいよ」

 
 目をきらきらと輝かせてお話をせがむその様子は年相応にかわいらしく、ぜひともその願いを叶えてやりたいものなのだけど……


「ごめん、それ無理」

「え? あ、もしかして緘口令とか敷かれちゃってます?」

「んー、そういうわけじゃなくてね」

 まあぶっちゃけてしまえば

「あたしも書類の上でしか知らないんだよね」

「……はい?」

「やー自分でも色々探ってはみたんだけどね? ちょっと無理かな、とか思っちゃったりして」

 夜道での襲撃やら怪奇現象やらマジ死ぬかと思いましたね。

「で、世界一の探偵とやらに解決を依頼したわけよ」

 いやあ大変だったね、とりあえずワタリとかいう人に渡りをつける(ノット駄洒落)までに一苦労、さらに肝心の探偵はといえばモニター越しにしか喋ってくれないんだもん。でも報告書は完璧だったからそのまま提出したんだけどね。

「まあ結果的に全部解決したみたいだからオッケーだよね?」

「さて、今回も要るものと要らないものに分けていきますか」


 え、あれ、スルー? キャロさんスルーですか? とか戸惑ってる内にいつのまにやら目の前には見覚えのある箱が二つ。


「さあどんどんやっちゃいましょう」

「あ、うん……そだね」

 そうそう、気を取り直してやっていこう。

「これ、この局員証! 今回はこれ持ってっても大丈夫だよね?」

「……まだ持ってらしたんですか?」

「うん、あ、大丈夫だよ! ちゃんと見つからないようにしたし! だってさ、これ、この裏側にさ、六課のみんなとの集合写真が貼ってあるんだよ? 寂しい時とかこれ見てこう……みんなとのこと思い出しちゃったりさ!」
 
「……残念ながら今回もそれは持っていけませんし、というよりもう六課のティアさんのデスクは片付けられてるそうですよ?」

「え、なんで? っていうか今さりげにすごいこと言わなかった?」

「今回行くところはある程度の魔法技術……いえ、現地では『魔術』とか『呪術』とか分類して呼んでいるそうですが、それなりに発達してます。ですけど次元世界との交流が無いため、もし現地でそんなものちらつかせたら頭のおかしい人と思われるか……」


 あ、やっぱこれもスルーするのね。うん、大丈夫。ティアはめげないいい子だもん!


「思われるか……?」

「切り刻まれてホルマリン漬けにされて研究材料ですね」

「またもやデンジャラスッ!?」


 また!? またなの!? でも最近こういうのにも慣れてきた自分がいます!!


「あ、デバイスは要ります。必須です。不可欠です」

「あ、今回は持ってってもいいんだ」

「はい、あるとないとでは生存確率が20%くらい違いますから」

「……ちなみに何%から何%?」

「……聞きたいんですか?」

「すいませんもう無駄なことは聞きませんやっぱり伏せといて下さい」


 即行頭下げました。しかしキャロ、「まだ絶望し足りないんですか?」みたいな顔を同僚に向けるのは実際どうよ? あと補足によると魔法は秘匿されてるらしいから派手にやるなとのこと。……派手に?


「ちなみに……今回の任務内容は何かな?」

「えっとですね、次の任務は捕獲任務です」

「……捕獲?」

「はい」

「あると便利な?」

「それは資格です」

「……この活け造りを作ったのは誰だ!」

「それは味覚」

「ユニコーン」

「一角」

「目の?」

「錯覚」

「うんばばんばんば」

「めらっさめらっさ」

「イエーイ」

「イエーイ」


 ぱちんと右手と右手でハイタッチ。よし、現実逃避終了。


「なに!? なんでそんな危険度の高い捕獲任務が回ってくるの!?」

「あ、安心してください。一応相手は人型ですから」

「人間じゃないの!?」

「元人間だから知能は人間と遜色ないですよ。というよりむしろ普通の人間より高いかもです。それと、恭也先輩からの差し入れです」

「悪いことばっかじゃないのさ! って、あ……恭也先輩から?」


 前回頂いたモルヒネは大層役に立ちました。主にSAN値回復に。


「しもふりにくです」

「……霜降り肉?」


 うわーお、恭也先輩薄給なんじゃなかったのかな? ……あれ、もしかして死刑囚が最後の食事に好きなもの食べていいとかそういうの?


「いえ、しもふりにく、です。戦闘中にこれを敵に与えれば仲間になってくれる可能性があがりますから、とても役に立ちますよ?」

「そっちか! ええい、ありがたいんだかありがたくないんだかわかんないなあ、もう!」

「いらないんですか?」

「いえ、いります」


 貰えるなら貰っとこう。しかしなんでまた捕獲任務なんか六課に回ってくるのかな?


「あ、それはですね。今回のターゲットの噂を耳にした八神部隊長が『一匹で六六六匹分楽しめるなんてグリコよりすごいやん、ちょう見てみたいわ』とか言い出しまして……」

「気まぐれ!? 気まぐれなの!? 部隊長のアホー! 馬鹿ー! 嫁き遅れー!」

「ところで最近ケリュケイオンに録音機能が搭載されたって知ってましたか……?」

「すいませんっしたー!!」


 これ以上状況が悪化するのは避けたいので土下座。ちなみに土下座一筋35年の人直伝の業なので必ず人の心を動かします。というかキャロ、あんた最近染まってない?


「何にですか?」

「いや、六課に」

「…………」

「…………」

「え、えっと他に何か聞きたいことは……?」

「う、うんそだね。えーと……そのターゲットとやらはどれくらい強いの?」

「現地では十指に入る存在だそうです。……少なくとも私たちフォワード組4人が集まったところで太刀打ちできる相手ではありません。恭也先輩を含めても精々撤退が関の山でしょう」

「…………」

「…………」

「……部隊長は、あたしのことが嫌いなのかなあ?」

「…………」

「ね、どう思う? キャロ?」

「…………」

「黙ってちゃ嫌だよ。ね、キャロ?」

「……ッ……」

「キャロ?」

「……ッ! ティアさんが! ティアさんがいけないんです!」

「…………」

「貴方が! 報告書に! 『P.S. なんでなのはさんは一人だけEDの時上を向いてないんですか?』とか書くから……!」

「…………あれかー」


 嗚咽を漏らすキャロから目を離し、外を見る。ひぐらしのなく声が耳に障る。ふと気づくともう夜だ。嗚呼、今夜はこんなにも―――月が、綺麗―――だ。











あとがきという名の(ry
 あれ? 続いた?
posted by TRASH BOX at 23:33| Comment(18) | 三次創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ネロ・カオスーーーーー!!
Posted by シヴァやん at 2007年05月31日 23:54
ティアさん…ガンバレ…ちょうガンバレ…
Posted by たわしX at 2007年06月01日 00:05
型月世界かぁ〜〜〜!!!!!!!
や、てっきりなのはさんと同じ声の人が居る世界を回ると思ってたんで意外でした。
Posted by J at 2007年06月01日 00:10
ティアさんが壊れてきた…………いい感じに…………
というかしもふりにくってさりげなくドラクエモンスターズですか!?ネロの666の因子を手懐けろと!?
Posted by 通りすがり at 2007年06月01日 00:16
奈須ワールドへようこそw
Posted by サントス at 2007年06月01日 00:23
666の人
「出口など無い、ここが貴様の終着だ」

ティア
「・・・もう、シリアスには戻れない身ですのね・・・・」orz
Posted by 岳 at 2007年06月01日 00:38
Lか?Lに頼んだんだな!

…最近VIPでLがひぐらし解決する話みたばっかだからな〜。

それから捕獲のほうは我様かと思った。
Posted by at 2007年06月01日 00:56
奈須ワールドは何気ないところでデットエンド直行したりしますからなぁ・・・南無南無(=人=)

同じ声でいくならスク○イドとかいいなぁ
同じ声のギャップに泣きそうになるとかw
Posted by ジキル at 2007年06月01日 01:03
今度のティアは即死率がかなり高い世界に向かうようですね。
今回は体育座りの隈な探偵のおかげで助かったようで、
次回は金髪吸血鬼と眼鏡の殺人鬼が獣を殺す前に捕獲頑張って下さいな。
その任務が終わったら無限円環な世界で神様と喧嘩してきますか?
Posted by 00 at 2007年06月01日 01:21
生き延びたら、次は一般人に見られると魔法がなくなってしまう世界ですねっ!
Posted by 熟成 at 2007年06月01日 02:23
きのこワールドきちゃったああぁぁ!!?!
Posted by 天七 at 2007年06月01日 02:52
はじめて米します。
さすがL。一週間でクリアなんて百年繰り返した魔女も唖然ですね……あっ、だからまたトばされるんだ。罪滅ぼしでは鉈で殴ってますしね
型月世界を堪能したら次は、荒唐無稽でご都合主義で大混乱時代にして大暗黒時代にして大黄金時代のあの街で機械仕掛けの神様とか無貌の魔乳神様とか地球皇帝とかとドンパチなどいかがでしょう?
だめなら愛が世界を滅ぼしちゃう、冷蔵庫にはモザイクが必要なSAYAの唄も(まt
Posted by 現在発酵中(IN ペットボトル) at 2007年06月01日 02:54
第二段!?来ちゃってますね――ヤバイよ、ティアナ
666の獣の次は何かなぁ?
凄く続きが楽しみですよw

――世界を救うまで終わらない転勤?地獄w
ティアナ、生きろw

いつキャロに部下扱いされるのか非常に気になる
あとスバル――生きてるかー?
Posted by kagura at 2007年06月01日 07:29
まさかネロ・カオスか…
いっそネコアルク・カオスで手を打ってあげたら
どうでしょう、八神部隊長。
まあ、前向きに南米の蜘蛛じゃなくて良かったと考えましょう。
Posted by suimin at 2007年06月01日 07:44
続いた…!?
黒いルシエさんは大好きです。でも不憫なランスターさんはもっと好きです。
外道なはやてもいいなぁ、なんて思えてきた今日この頃。


あのコーナーを冒頭にもってくるとは…。
Posted by すす at 2007年06月01日 12:41
何と連載化になりましたか喜ばしい事です。
次は型月世界でネロ・カオスの捕獲ですか…こりゃまた難易度高いですね。君は生き延びることが出来るか!!(永井一郎ボイスで) うん、それ無理(某ヒューマノイドインターフェイスの声で)
Posted by ミヅキ at 2007年06月01日 12:49
> シヴァやん さん
イエーーーーース!!

> たわしX さん
頑張った奴が報われないなんて、嘘だ。なんてのは嘘だ。

> J さん
や、すいません。正直声優ネタはそんなに詳しくないんです。

> 通りすがり さん
でも壊れきれない所が不憫。ちなみにしもふりにくは複数与えても仲間に入らないことがあるんですよねぇ

> サントス さん
ようこそこの素晴らしき奈須ワールドへ

> 岳 さん
いやいやティア、シリアスやってたら君生きてないから
そういえば白レンの中の人ってユーノと同じなんですね、初めて知りました。

>名無しさん
これのことかい?
http://www13.atwiki.jp/himat403/pages/9.html

> ジキル さん
スクラ○ドか……一考に値するね

> 00 さん
それはロリコン探偵がいる世界ってことでFA? 
や、無限円環って聞くとヘビーラノベリーダーのSMP@はロリコン教師のいる世界を思い浮かべちゃうから。
むう、だとしたら困った。考案中のネタを先に言われちゃった。……どうしよう

> 熟成 さん
悪鬼ばかりの世界ですね!

> 天七 さん
来ちゃいました。
まあ死ぬことはないかと、ギャグですから

> 現在発酵中(IN ペットボトル)さん
だから言っちゃらめええええ

> kagura さん
大丈夫、主人公補正のあるティアナは生き延びる(お
あ、スバルは灰化までいきましたがなんとか蘇生に成功したそうです。

> suimin さん
多分グリフィスあたりが『そんなもんペットにしないでください、六課の品性が疑われます』とか言って宇宙空間に投棄すると思われ

> すす さん
最近DW三次のはずが恭也が名前しか出てこないんだよね。どうしたもんか
あとマドモアゼルは細木なんちゃらよりスバラシイ人だと思う

> ミヅキ さん
喜ばれちゃった! 
大丈夫! なんだかんだでみんなの愛がティアナを救う、のか?

 

 さて、なんか狼さんはどうも筆が乗らないので一時凍結にしますか。や、ちょこちょこ思いついたら書き足していきますからいつかは完成しますけどね? 楽しみにしていてくださる方がいらしたらごめんなさい。
 これからもティアナ・ランスターの受難の日々(タイトル違ッ)を応援してやってください。
Posted by SMP@ at 2007年06月01日 16:03
なんとか課長(忘れた;)のドラマ的報告書?
吹いたww
Posted by みみみ at 2007年06月01日 22:47
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