2007年06月27日

小さな少女との一日 by kagura

 コキコキと首を鳴らしてから

「はぁ―――」

 溜息を一つ。
 昨日の夕方にはやて嬢から急ぎの呼び出しを受けたのだが、生憎と抜けれない任務が
入っていたので、次の日の朝――まぁ、今になってしまったのだが…
 怒ってないと良いが…あと、変な用事じゃないと良いが……はぁ…

「おーい…」

 呼び鈴を一回押して、声を上げてみる
 まだ学校に入っていない時間のはずだから、家に居るはずだが…
 ――――と

「やっと来たか、黒助っ」「む――おはよう、ヴィータ嬢」

 何をそんなに慌ててるんだ?

「ああ、おはよう。ほら、急いで入ってくれっ」「あ、ああ――」

 どうしたんだ?
 普段らしからない急ぎようだな…

「どうしたんだ?詳しくは聞いていないんだが…」「ああ?まぁ、見れば判るよ」

 ふぅん…

「まだ皆居るのか?」「いや、シグナムとザフィーラはもう仕事だ」

 そうか――靴を脱いで家に上がる。
 ふむ、久しぶりだが掃除は相変わらず行き届いてるな

「リインは?」「寝てる。今日は有給とった」「ほう――シャマルさんは?」「――――」

 おい?

「聞き直そう。ヴィータ嬢は?」「この後仕事だ――他の二人みたく、急ぎじゃなかったからな」

 そう、か

「で、シャマルさんは?」

 リビングの入り口で二人して立ち止まる。
 ドアは閉まってるので中の様子はわからないが、気配は二つ――はやて嬢と、

「中か?」「あ、ああ……」

 ??

「どうした、何かあったのか?」「ああ―――凄い事があった」

 す、凄い事……?

「何があった?」「済まないな、黒助」

 何故そこで謝る?
 凄く嫌な予感しかしないのだが……

「あぁ、そうだ」「駄目だ」「まだ何も言ってないしっ!?」「言いたい事は判る……」

 そ、そこで神妙な顔をするなよ…なんだか、凄い罪悪感なんだが……

「済まないな……」「何故そこで謝る――」「ほんっとうに、済まない」

 いや、止めてくれ――その謝罪が凄い嫌な予感を倍増させるんだよ……っ

「謝らないでくれないか……」「済まない…」「だから―――」

 そして、そのドアを開ける…あ、ちょっと――まだ心の準備がっ

「こいつをお前一人に任せることになっちまって――ほんっとうに済まない」

 ―――――――――?

「おい?くろすけ?」「ん?ああ―――あれ?」

 あれ?

「あ、おはよう、恭也さん」「ああ、おはよう、はやて嬢……」

 あれ?

「おはようございます、恭也さんっ」「誰だ……?」
「私ですよ私。ヴォルケンリッター唯一の癒し系シャマルさんですよー」「……?」

 癒し………?
 近付いてその記憶の中の位置よりも凄まじく下がってしまった頭をポンポン

「ちょ――きょ、きょうやさん?」「??????」

 抱き上げてみる……軽いなぁ

「おぉ、高い高い?」「ある意味新鮮ですけど…そのぅ」「???」「いい加減認めてやれよ…」

 そして――
 ぽよぽよ

「あの……いきなりなにを?」

 ぽよぽよ

「このぽよぽよ……まさか……本当にシャマルさんなのか!?」「私の特徴ってお腹!?」

 それ以外に何が……あ

「その騎士甲冑、シャマルさんかっ!?」「遅っ!?」

 だが、なぁ……

「何故縮んでるんだ…?」「さあ?」

 さあ…って……
 なぁ、はやて嬢?

「言いたい事は判るよ…」「そうか、で?」「判らん」「そ、そうか…」

 確かにこれは、急ぎの事態だな…

「昨日からこうなのか?」「ああ、正確に言うと昨日の昼くらいからだ」

 ふむ…

「どうしましたか?」

 にぱー

「………………………」「黒助、判る。判るから…自分を責めるな」

 だ、だって……う、

「きょうやさん?」「…………すまん、ようじをおもいだした」「待てやっ」

 は、離せヴィータ嬢っ

「後生だ――たのむ、帰らせてくれっ!」「ちょ、恭也さん?」「「アンタは近付くなっ!?」」
「何故っ!?」「あー…シャマルは少し離れてて、な?」「は、はぁ……」

 は、ぁ……

「どう言う事だ、アレは?」「気にするな…シグナムとザフィーラも殺られた」「やはりか……」

 判る、判るぞ戦友よ――
 離れた位置で体育座りしている元・緑の騎士を見る――小さい

「―――原因は?」「コレや…」

 持って来たのは一つの瓶――シャ○印の飲料水……やりやがった、あの女

「一応、残りは没収して、管理局側で成分を調べてもらっとる」「そうか――」
「それでな黒助……今日、休みだろ?」「仕事だ」「嘘吐け……」「むぅ…」

 仕事の日程表バレてる?

「今日一日、相手しててくれないか?」「………………は?」「うわ、本気で驚いとる」

 そら驚くわい

「すまん、少し今日は耳が遠くてな」「今日、シャマルと、リインを、頼む」「断るっ」

 嫌だ

「俺は忙しいっ」「例えば?」「………そう、今日は同僚と釣りの約束をな」「名前は?」

 ちぃ…

「マーシェント班長?」「後で話しつけとくわ」「鬼っ!?」

 酷すぎる…まぁ

「どうせ嘘だろ?」「………実はコースキー一等陸士だ」「どっちでも変わらんよ?」

 なんだその、「いい加減、諦め?」な視線は?
 嫌だっ!俺は断固拒否する構えをっ!!

「な?リインもつけるから、な?」「変わらんわ。むしろ悪化?」「んな事はねーだろ」

 そうか?

「兎に角……ん?何故俺なんだ?一人で放って置いても良いだろ?」

「悪く無いんやけど、何が怒るか判らんからね。リイン一人じゃ不安なんよ…」

 む、むぅ……

「頼むよ、黒助。アレでも一応大事な家族なんだよ」

 何気に酷いな、ヴィータ嬢…

「だが、俺が居てもどうにもならんだろ?」「そんな事あらへんって」

 そうかぁ?

「疑ってる目やね」「ああ――自慢ではないが、魔法の知識と力は殆ど皆無に近いからな」
「本当、自慢にならねーな」「ほっとけ」

 まったく

「アイツの暇つぶしの相手してやってくれよ」「そっちか……」

 まぁ、確かにそれくらいしか役に立てんが…

「今度、高い昼飯奢ってやるから」「ほう……」

 ま、しょうがないか

「しょうがあるまい――それで手を打とう」「お、マジ?」「ホンマ?」

 ああ

「どうせ、暇だしな…」「ありがとっ、恭也さんっ!」「――っと」

 抱きついてきたはやて嬢を抱き止め、危なくないよう、ゆっくりと降ろす。

「危ないぞ、嬢」「ええのええの。ありがとな恭也さんっ」「むぅ…」

 そこまで喜んでもらうと、流石に―――な

「すまないな、黒助」「なに、昼飯の為だ」「そう言う事にしとくよ」

 ああ、そうしてくれ

「嬢は勉強の方を頑張れよ?」「ん…帰りはアースラ寄ってくるから、遅くなるんよ」
「判った――シャマルさんは、料理の腕は?」「――相変わらずや」「そうか…」

 店屋物でも頼むか

「ヴォルケンズの今日の予定は?」「皆遅いんよ…リインと三人で、何か食べてもらえる?」
「アタシとシグナムは今日から任務だしな」「そうか…判った、今日一日は責任を持って頑張ろう」

 仕方が無い

「ごめんな、恭也さん」「気にするな、ヴィータ嬢に貸しを作るのも悪くない」「おいっ!?」

 はぁ――

「お話は決まりましたか?」「ん?ああ、今日は黒助が相手してくれるってよ」「そうですかっ」

 ――――――ちっ

「アレは無意識か?」「ああ――シグナムはアレで壊れた」「そうか……」

 どうなったんだ、烈火の将よ…
 と言うか、子供特有の無邪気な笑みと言うか何と言うか……

「シャマルさん?」「はい?」

 むぅ…

「記憶に齟齬などは無いんですか?」「あ、はい。その辺りは大丈夫ですよ?」

 ふむ

「外見が変わっただけ――と、納得しよう」「そーしてくれ」

 大変そうだが

「それじゃ、お昼ご飯は冷蔵庫の中やから。暖めて食べてな?」「はいっ」「了解した…」

 どうなるんだろうか?
 幸先はかなり不安だ……







「それではシャマルさん?」「はい?」

 さて

「休日はいつも、何をしているんですか?」「え?はあ――そうですね」

 まずは時間潰しの方法を考えないとなぁ
 まぁ、やりようはいくらでもあるか

「お掃除にお洗濯――ですね」「なるほど…」

 完っ璧に八神家の主婦してますね、アナタ

「今日は有給使っちゃいましたし、せめて本格的に家の掃除をしましょうか?」

「そうですね――上からやっていきましょうか」

 それで半日は潰せるか……

「ふふっ」「??どうかしましたか?」「いえ――」

 聞き慣れない、少女特有の少し高い声で……笑いながら

「今は恭也さんが年上なんですから、敬語はとってみては?」「ふむ……」

 そうだなぁ…

「まぁ、気が向いたら」「そうですか……」

 何故そこで落胆しますか?
 うわ――なんだこの罪悪感っ!?

「むぅ……」「お掃除、始めましょうか?」「そ、そうですね…」

 ふぅ―――助かった…と思ったら
 ズダッ……と、“誰か”がコケる音がした。
 いや、まぁ――アレだ。俺以外には一人しか居ないし?

「うぅ………」

 ちょ――アンタ

「だ、大丈夫……です、か?」

 何で、何も無い所でコケれるんですかっ?
 転んだ時に打ったのか、鼻を小さな両手で押さえているのがツボだ。
 って、ツボって何だ、俺っ!?

「い、痛い……」「で、でしょうね――立てますか?」「は、はい…」

 そのまま頑張って立ち上がるシャマルさん。
 正直、違う
 誰だアンタ?

「それでは、上から掃除していきましょうか?」「はいっ」ズベッ

 あ、

「うぅぅぅぅ…」「ど、どうしたんですか?」

 今まで確かにドジだったけど、ここまで――危険なドジでは無かった筈だが

「縮んでしまって、バリアジャケットが足に引っ掛かるんですよ…まだ慣れてなくて」

「そ、そうですか……」

 何時の間に、アンタにそんなドジっ娘属性が付いたんだ……
 あと、恥ずかしそうに言うな

「さ、立って下さい」「あ、はい」

 倒れたシャマルさんに手を貸して、立ち上がらせる。
 その際に、スカートについた埃を払ってやって

「気をつけて下さいよ?」「はい……」

 主に俺の為に。あと、恥ずかしそうに俯くなっ

「それじゃ、さっさと掃除を始めましょう」「あ、そうですね……」

 はぁ――本当、幸先不安だ







 二階の部屋を順々に掃除していたらちびっ子が起きてきた

「お爺さん、お爺さん?」「んー…俺は今忙しいんだが」「とてもそうは見えませんよっ」

 だろうなぁ…
 もう、勘弁して欲しい

「なぁ、ちびっ子」「誰がちびっ子ですかっ」「…なぁ、リイン」
「……どうしたんですか、お爺さん?」

 やっと俺の異変に気付いたか…

「あのシャマルさんは、どうにかならんか?」「………あー」

 そこで詰まるのか

「そのー…シャマルさんは?」「……ああ、天井掃除の終わった部屋を雑巾がけしてる」

 それはもう、一生懸命に…あの小っささで……

「見てきたらどうだ?」「え、遠慮しておきます…」「そうか」「はい…」「「はぁ」」

 正直、アレはヤバイ。
 いつも一生懸命頑張ってるのは知ってるが――今回のは少しというか、かなり違う
 ヤバイ。シグナムが壊れたとヴィータ嬢が言ってたが――判る。凄い、判る

「そう言えば、リインは昨日からシャマルさんを見てたんだよな?」「?はい、そうですよ?」

 そうか……

「昨日から、何か変わってるか?」「さぁ…今日はまだ見てないのですよ」

 そうかぁ…

「なぁ、リイン?」「はい?」「―――シグナムは、どうなった?」「……………」

 こら、目を逸らすな

「そのー……リインの知っているシグナムさんは居なくなりました」「そ、そうか…」

 どうなったんだ、紫……

「今日から3日、任務で居ないので…その間に“戻って”ほしいです」「そうか」「はい」

 戻って、か……本当、どうなったんだ紫…

「ザフィーラさんも、アルフさんに見付からないと良いですけど…」

 ヤツもか…ああ、そう言えば朝ヴィータ嬢が言っていたか…

「お爺さんは大丈夫ですか?」「何とかな…」

 だが、戦友がそれほど変わったのか……

「はやて嬢とヴィータ嬢は無事だったんだな」「はい――年齢的に、近くなったからでしょうか?」

 ああ、そう言う事か…上の二匹は保護欲を掻き立てられたか…

「恭也さーん、終わりましたかー?」「「――――――」」

 なんでそこで、二人して息を止めなきゃならないのか…
 はぁ……

「こっちの部屋も終わりましたよ?」「あ、ここに居たんですか」

 にぱー

「「―――――――――――」」

 おい?

「ちびっ子、無事か?」「はわわ……の、乗りたい」

 乗るのかっ!?

「落ち着けっ!おい、ニヤけるなっ!!」「はっ―――」

 も、戻ったかっ?

「どうしたの、リイン?」

 首を傾げて聞くな

「ちょ――席を外してもらえますか、シャマルさん。廊下――廊下をお願いします」

「??はあ……」

 その不思議そうな顔も禁止な?

「大丈夫か、リイン?」「は、はい……でも、少し危なかったです」

 というか、一瞬意識飛んでただろ?

「正直、耐えれるか?」「無理です、お爺さんは?」「……自信が無い」

 いやもう、何、あの人?

「俺達2人の手に余る――援軍は?」「居ません」「そうか…」

 そもそも、居たら俺に声が掛からないか…

「どうする?」「どうしましょうか?」

 まだ昼にすらなってないぞ?

「二人してヒソヒソ話ですか?」「いや、そんな事は無いが…」「じゃぁ、教えてくださいよっ」
「お、怒った顔も中々」「おいっ!?」

 ちょ、リインっ!?

「あたっ!?な、何を――」「気をしっかり持てっ!死ぬぞ!!」
「はっ……そ、そうでした。いえっ、別に肩に乗りたいだなんて…」「思ってんのかっ!?」

 ああ、それ良いな。ちびっ子同士で……って

「違っ―――俺は違うっ!!」「お、お爺さんっ!?」「もう、二人してどうしたの?」

 ああもう、何が何だか







 そんなこんなで何とかお昼ご飯

「すいませんー、レンジに手が届かないんでお願いして良いですか?」

「マジっすかっ!?」「お爺さんっ!!」「あだっ」

 はっ――――

「すまんリイン。助かった…」「いえ、リインの時もお願いします」「承知」
「もう…それで、お願いして良いですか?」「任せておけ」

 リインにスリッパではたかれた頭を摩りながら電子レンジのタイマーを入れる

「じー…………」

 ちょ、何か呟いてるよこの幼女っ!?

「シャマルさん?」「どうかした、リイン?」「いえ……??」

 どうかしたか、リイン?

「お爺さん、お爺さん」「どうした?」

 小声で、シャマルさんに聞こえないように喋る。
 と言うか、レンジに夢中で聞いちゃいない

「なんだか、シャマルさん子供っぽくないですか?」「……そういえば」
 
 視線を下げると、レンジを見詰めている幼女……
 確かに、朝より少し子供っぽいか…?

「昨日の夜より、なんだか…」「そ、そうか…」

 いや、待て――

「………外見だけじゃなくて、中身も?」「と言うか、外見に合わせて中身も…です」

 そうか……

「――――まだ、今日は半日もあるぞ?」「で、ですねぇ…」

 しかも、はやて嬢が帰ってきても問題は解決しない可能性が高いんだぞ?

「ああ、良かった。明日仕事で」「大丈夫ですよ?」

 何が?

「お爺さん、有給溜まってますから消化しましょうよ?」「待てや」

 おい

「これ以上俺を巻き込む気かっ!?」「大丈夫ですよ。お爺さんですから…」
「こっち見て喋りなさいっ!!」「聞こえませーん」「ちびっ子っ」「ちびっ子じゃありませんっ」
「聞こえてるだろっ!?」

 なんてちびっ子だ…はやて嬢、教育間違ってるぞっ

「恭也さん、どうかしましたか?」「いや、何も?」

 すいません、そんな無邪気な目で穢れた俺を見ないで下さい……

「おい、リイン」「な、何ですか?」「援軍を呼んでくる…一時間だけ頼めるか」「……誰ですか?」

 ふっ

「我に秘策アリ――」「信用なりませんっ。逃げる気ですかっ!?」「ここで疑うのかっ!?」

 誰だ、リインを育てたヤツっ

「耳貸せ」「なんですかー?」「もー、また二人して内緒話ですかっ」

 その怒った顔も――じゃないっ、違うっ!

(リンディさんだ。今の時間帯なら家に居るはずだ)(な、なるほどっ)

 ふ、これぞ抜け穴――子供を持つ親ならば、この…

「シャマルは要らない子ですか?」「ぶっ!?」

 一人称変わったっ!?

「――――――お爺さん」「任せろ」

 言葉は要らなかった







 走った。それはもう走った。
 全力で走り、時には自転車を抜き、時には困ってる婆さんを運び―――

「リンディさん、リンディさんっ!!」

 呼び鈴も鳴らさず、ドアを叩く。というか殴る。

「ど、どうしたんですか恭也さんっ??」「ひ、非常事態で――助けて下さい、いやもう、本当」

 やはり居てくれたかっ

「しゃ、シャマルさんが……」「シャマル……?」「聞いてないんですか?」「え、ええ…」

 そうか

「変な薬飲んで小さくなったんです」「はあ…」「信じてませんね?」「い、いえ…」

 いや、その目は信じてない…

「今から、八神家まで来てもらえませんかっ!?」「あ…すいません。町内の集まりがありまして」
「なんですとっ!?」「その…以前から約束していたもので」「そ、そんな……」

 馬鹿な…この人が援軍ではないだと?
 では誰が援軍なんだ?居ない?居ないのか?孤立無援なのか……?
 がっくしと、膝を突いてしまう

「きょ、恭也さん?」「ふ――――」

 そうか――それが、答えか

「すいません、リンディさん――お騒がせしてしまって」「い、いえ…大丈夫ですか?」

 ええ……

「サヨウナラ……」「え?あ――そんな良い笑顔で何処へ!?」

 ある意味地獄へ――――







「リインっ、無事かっ!?」

 八神家に着くなり、声を上げる。
 唯一の戦友は―――

「あ、遅かったですねお爺さん」「リイン、重いぃー」「ぶはっ!?」

 シャマルさんの肩に乗っていた。
 もう――こう、魔法少女とその使い魔というか妖精といった感じで。
 ちびっ子は満足そうだ――そうか

「お前も敗者か……」「この視点の高さも良いですねぇ…」

 何でだろう?笑みが浮かぶのを押さえられない―――――







 夕方、アースラから帰ってきた八神はやてが見たのは

「「「ZZZzzzz……」」」

 リビングの床に山になって眠る三人だった
 一番下は恭也、そのお腹を枕にしたシャマルとリイン

「幸せそうやねぇ…」

 その三人にタオルケットを掛けながらの呟きもまた、幸せに満ちていた
posted by TRASH BOX at 23:11| Comment(25) | 三次創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 ………はうっ!!危うく昇天するところでした。危ない危ない。あのイラスト見ながらだと危険度が乗数的に上がりますなぁ。もう最高です(止血しつつ)
Posted by パッサッジョ at 2007年06月27日 23:29
なんか俺のコメントが採用されてるー!?
ありがとうマジありがとう!
子供のお腹って柔らかいよね!(親戚を散々つついた実体験)
しかし大変だなあ
解析かけてるってことはひょっとしたらコピーが作れる可能性があるわけで
そんな面白ドラッグを放置する大人しい面子がいたかな?
Posted by Pマン at 2007年06月27日 23:48
……このコンビ、最高!癒されるというか、天にも昇る心地というか。
またひとつ新しい土壌を開拓しましたね、kagura師父!

時にこのお話、昨日のイラストとそのコメントを見て1日で書き上げたと見ましたが……改めて尊敬します。どうしてそんなに書くのが早いんでしょうか?
何か秘訣でもあれば教えていただけませんか?執筆中に音楽を聴くとか……なんでもいいので。
Posted by ソル=ブラッサム at 2007年06月27日 23:50
……orz
やはり、昨日のイラストにK.Oですか?(汗
GJです!!

ちびシャ○とちびリイン…
何処のアヴァロンですか(苦笑
初対面でちびシャ○なら一撃K.O間違いなし。
しかし、元を知ってるからこそ苦しむ…
いっそ楽になっちゃった方が幸せですよね?

次回作も楽しみにしています。
Posted by 神楽朱雨 at 2007年06月27日 23:50
おなかぽよぽよな幼女シャ○・・・
どれだけ廃人を作れば気が済むんだ・・・

いつもの腹黒参謀なあなたは一体どこに・・・
ぐはっ(返事がない。ただの(以下略)のようだ・・・
Posted by MK2 at 2007年06月28日 00:06
kagura師父ナイスです!!
みんなが昨日のロリシャマルにヤラレテしまってるのを理解しつつ、ああ師父仕事はえーよという思考となんで俺シャマルに萌えとるんだろといやフェイトは好きすよ?など頭の中が少しカオスてる事態で・・・・
いやもうみんな最高だわ
Posted by 岩戸 at 2007年06月28日 00:08
シャマル、始まったな。

さあ、次はシグナムにその薬を飲ませるんだ!
あ、リンディさんでもおk。
Posted by surt at 2007年06月28日 00:11
>気にするな…シグナムとザフィーラも殺られた
そりゃ、誰でも即お陀仏ですしょうw

正直、緑がメイン張る日が来るとおもってませんでした。犬とお笑い担当としての確固たる地位を築いてたましたし、でもユーノには勝てない。

イラストの力って、凄げぇ!

次回も楽しみにしています。
Posted by 濁みーん at 2007年06月28日 00:18
癒やされた…癒やされてしまった……
そうだ…この想いを歌にしよう……

もし君に〜ひ〜とつだけ〜強がりをい〜えるの〜なら〜もう〜シャマルで癒やされないなんて〜言わないよ〜絶対〜
Posted by たわしX at 2007年06月28日 00:19
外見に内面が引っ張られるシャマルが……!

獣耳薬師、しかもその妹方面へ進化していませんかこれは(笑)

そうすると紫は、うっかり侍方面に飛んでいってしまったんでしょうかねぇ。
Posted by たのじ at 2007年06月28日 00:22
ミンナコワレテシマエェェェェェェェ!!!!!

ただ一言、コメントを残す力しか残りませんでしたー。グハァ。
Posted by 回路 at 2007年06月28日 00:23
うわぁぁぁ、kagura師父が恭×フェイの後編(中編?)じゃなくてロリシャ○ものを書いただとーーー!!!!!
くっ・・・kagura師父がロリシャ○の魔力にやられちまった?・・・・衛生兵っ!!衛生兵っーーーーーーーー!!!!
って衛生兵が元凶かーーー!!!!!!!!
・・・・・・・・・・・とまぁ、一人コントはここまでにして(マテ

やー物凄い威力ですね、しかも貫通力のあるw
でもそういったのには恭也、なのは(異次元に非ず)で慣れてると思ったんですが・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・あぁ、ギャップ萌えですか?(ウマレ

もしこの薬が量産化できたら真っ先に恭也狙われるでしょうね〜。
そして仮に記憶もどうにかできたならあの無表情だけど素直な恭也に犠牲者はきっと膨大になる事請け合いでしょうな〜。
このシャ○さんと同じ状況だったとしてもすごいことになるでしょうがw
Posted by J at 2007年06月28日 00:25
ロリィなシャマルさん編。

…無垢な彼女が育つと腹黒参謀に退化するのですね…w

ロリ属性はなかったはずなのに、道を踏み外しそうでとても恐ろしいのですがww

力尽きた(むしろ萌え死んだ)リィンUと恭也に敬礼!!
Posted by 東雲 at 2007年06月28日 00:26
ぐわぁぁああーーーっっ!?? か、kagura師父が一日にしてロリシャマルネタをーーー!!?
は、破壊力が高すぎる……!! グッジョブ!と言うか最早(天国辺りへ?)グッドラック!って感じですよ。一発昇天?
読んでる間中モニターの前でニヤついてる男が一人。ああ、一人でよかった……。

で、結局事態は改善してねぇぇぇーーーー!!? いつか続くんですか? 新たなる刺客、帰ってきたロリシグナムとかがっ!?

デートの続きの方も楽しみにしています。では(礼
Posted by 三上刻夜 at 2007年06月28日 00:48
ぐはっ!? なんか出ちゃいけないものが出てしまったような、
今の自分の顔は見てはいけないような、そんな感じがプンプンするぜ。

凶悪だなロリ化はあのシャマルがここまで癒しになるとは。
ロリシャマルの肩に乗るリイン、原作リリなののリンディとなのはを
髣髴させるいい組み合わせだ。

最後のシーンは休日の親子だな、子供に付き合って疲れた父
遊んでもらえた子供たち、そして寝てしまった親子を見守る母
あー良い物を見させてもらった
Posted by 00 at 2007年06月28日 01:08
もうなんていうか、すばらしいっ!
大変楽しく読ませてもらいました〜

次はロリシグナム希望しますっ

あ〜…上の方でリンディさんとか書いてる人もいるけど、それもいいなぁ…
あとデバ爺とか。

あれ?なんか電波混じったYO
Posted by LEC at 2007年06月28日 01:59
うわ、ほんとに癒し系になってる!!

とまぁ、確かに純粋無垢なものには勝てませんよねぇ。
特に恭也みたいなひねくれ者には。
同じように引きずられているリインも「染まって」きたのですかねぇ(苦笑)

しかしこの薬、何のために作ったのやら。
単に予定外の効果だったのか、
はてさて恭也かシグナム辺りに使うつもりだったやら。
意外とこの事態こそが「計算通り」だったりして。
Posted by アティ at 2007年06月28日 02:00
…正直、ここ(トラボ)に来て、自内萌キャラランキング(〜リリカル編)のヴィータの順位が、はやてを抜いて3位になりましたが、最近フェイトと同率2位になってきました。
『恭×フェイ』シリーズが無かったら、5位になってと予想。
…ん?
1位ですか?
ここに来る前から、シャマルさんなんですが…

もう、1位は固定されました、本当にありがとうございました。m(__)m
Posted by 月 at 2007年06月28日 07:02
残ったのはヴィータさんとはやてだけ…
はやてはともかくヴィータさんはそう長くもたないような…

シグナムは速攻で陥落してたんですか…なんだかもう空気がどうこうでない方向でもだめだなあw
この件を境に所帯とか子供とかというものに密かに憧れを持つようになるシグナムさんとか、しかしながら騎士として主を守る仕事との板挟みになるシグナムさんとか、それならば主の子供の世話をしようと心がけるシグナムさんとか幻視しました…
きっとその主の策により気が付けば自分にも子供ができてるんでしょうけれどもw
Posted by ces at 2007年06月28日 07:17
皆さんロリ化を希望ですか

ならば私は逆にアダルトヴィータ、ショタ恭也を希望してみる
Posted by シヴァやん at 2007年06月28日 08:13
ゴメンなさいorz(マテ

>パッサッジョさん
うい、あの絵はヤバイ。ヤバ過ぎるっ
凄い私の創作意欲に火を点けたっすw

>Pマンさん
事後承諾になって申し訳ないですけど、ネタありがとうございましたorz
少しアレンジして使わせてもらいましたw

子供のお腹は気持ち良いと思うのですがいかがかっ!?(マテ

>ソル=ブラッサムさん
恭也&リインは凄い癒されると思う(ぇ
と言うか信じてる(マテ

執筆時間は二時間です。昨日チャットしながら書いてました(ぉぃ
んー…秘訣と言うほどのものも無いですが(照
聞いてたのはZARDのアルバムですw
『Request Memorial』を聞きながらw

>神楽朱雨さん
うい、あの絵に殺られました…いや、それは私だけではないはずッ――
ちびっ子二人に凄い癒し効果があると思う
でもシグナム加わったら――死ぬかも(マテ

>MK2さん
みんなの知っている腹黒シャマルは死んだッ(ぇ

>岩戸さん
うん、ゴメン。弾けすぎた――

>surtさん
ですよねー
リンディさん書いてくれないかなー(マテ
多分、リンディさんならまた次の日投稿やっちゃうゼ?(ぉぃ

>濁みーんさん
うむ。私もまさか緑メインを書く日が来るとは思わなんだ……あの絵は強力すぎた…
多分シグナムor仮面ライダーorちびリンディさんが出てきたらユーノ君出てくるよ?やられ役で(ぉぃ

>たわしXさん
こ、壊れた……
しっかりしろっ!寝たら死ぬぞッ!!(違

>たのじさん
姉から妹へ進化する事こそが進化の極みッ(違

>回路師父
うおぃ、死傷者多数かいっ!?

>Jさん
ゴメンなさい、恭×フェイはもう少し待ってください…
――自称癒し系の緑が―――――いけないんだ(ぉぃ
ショタ恭也かー…なんだか使われてるネタだから、書いてくれないんじゃないかな?

>東雲さん
成長すると退化するという謎な進化能力をもつのか、シャマルさん(^^;
さすがぽよぽよ(違

>三上刻夜さん
ゴメン、一日で仕上げたから誤字が結構多い。でもそのまま(ぉぃ

多分、次はろりぃなシグナムが来たら続く。
と言うか、ネタが頭の中にある――病んでるなぁorz

>00さん
最後だけ普通の家族の休日っぽいのは謎。
普通、最後までギャグで通すだろ――私orz

>LECさん
たぶんデバ爺はロリというか若返ったら狂喜するんじゃなかろうか…
これでもう暫くデバイス創れるーって
リンディさんロリ化は激しく希望してみる(マテ

>アティさん
癒し系のシャマルさんはシャマルさんじゃないと、一時期思っていたんですよ?
いやー…あの絵は凄まじい破壊力を持っていた…
私のライフは残り少ない……

>月さん
そのランキングの全貌が激しく気になる(^^;
私は1位フェイト・2位はやて・リイン・リンディさん・5位ヴィータ・ユーノ
です

>cesさん
シグナムは気付いたら堕ちてたなぁ…
次書く時は、その辺りをどうした物か…(ぉぃ
ヴィータは最後まで恭也の味方ダヨ?

>シヴァやん
アダルトなヴィータが来たら私は死ぬ(マテ

総じて
ゴメンなさい(マテ
Posted by kagura at 2007年06月28日 17:07
……リィンを乗せたロリシャマル

すいません、なんか自分犯罪者になりそうなんで、冷水浴びながら座禅して、久しぶりにゼンガーの声聞いて精神落ち着けてきます。
Posted by kai at 2007年06月28日 18:48
事後承諾でも気にしない!可愛いは正義!
や、マジ気にしないどころかむしろありがたい
「アンタにありったけの祝福を!」とかリアルに叫んだぐらいなんで
子供のお腹は枕にするとちょうどいい感じ。(マテ
シグナムが縮んだら強靭な意思の力で内面が引きずられる事はないだろうけと
それが返って甚大な威力になるだろうなぁ……
もうなんていうかはやてが張り切ってお姉さんするのが目に浮かぶ。
……ひょっとしてぽよぽよ元に戻るのが遅れた場合これで仕事するのか?
怪我人(ロリ目当てが叩き潰されて)増えるぞ
Posted by Pマン at 2007年06月28日 19:21
自内萌キャラランキング(リリカル全作品編)
1位:シャマル
固定です!
2位:ヴィータ
『アダルトVer』のみなら、2位固定。
2(3)位:フェイト
kagura師父は偉大です。
4位:リィンU
癒し系は貴重です。
4位:はやて
眼鏡をかK…
6位:不破(リィンT)
理由なぞ不要!
7位:シグナム
NAR万歳!
8位:リンディ
未亡人万S…
…っと、こんな感じです。
Posted by 月 at 2007年06月28日 22:44
ここは裏をかいて、ロリ恭也を期待してみる
Posted by 境目 at 2007年06月28日 23:28
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