2007年08月02日

奥様は魔女? フェイト編 前奏 by さとやし

 彼女にとっての彼の第一印象は『変人』だった。
 後にそれを聞いた彼は『せめて変わっている人で頼む』と言ったという。



1>原因発生

 機動六課――そう呼ばれる事が決まった新部隊への移動が決定してから、引継ぎのために右往左往し、ようやく一段落したところに母であるリンディから呼び出しを受け、フェイトは疲れた体を引きずりながら、久しぶりに家族の待つ家に帰る事にした。

 手を組みながらフェイトを見つめるリンディの視線。
 忙しい娘が久しぶりに帰ってきた事が嬉しいのだろう、その食べる姿を懐かしそうに優しく見つめている。少々食べにくいと思っても、その視線と表情が嬉しくてフェイトも食事を続けた。
「今日はみんな、居ないのね」
「そうね。今日はフェイトに大事な用があるから席を外してもらったわ」
「……私に?」
 箸が止まる。その声色の裏にある思いに気づいたからだ。
「そうよ。一線から退いて後ろからみんなを見てるとね……いろいろと昔、思い出して、ね」
「そんな、お母さんはまだ若いんだから昔、なん、て…言わないで……?」
 若いんだから。
 そう言ってから気づく、本当に若い事に、本当に人間なのか疑いたくなるほどに。少なくともクロノが25歳であるのだから、どんなに若くとも40台のはずなのに……20台にしか見えない。
 クロノも成長が遅かった。人間よりも長命な種族なのかもしれない。
 戦場で研ぎ澄まされたフェイトの超感覚は、首筋にチリッとした痛みのような、同時に肌の粟立つような感覚を感じたのだ。追求は、死を意味すると!!
「どうしたのかしらフェイト。良からぬ事を考えていたみたいだけど?」
「う、ううん、なんでもないの! お母さん、若くて綺麗だなあって!」
 語尾の『良からぬ事を〜』に、心を読まれたのではないかと僅かに恐怖する。
 しかしリンディは『あらそう? ありがとう』とだけしか言わなかった。恐怖は深まるが、流石にフェイトもそれを外に出すほど迂闊でもない。

 実は、と彼女は前置きして話し始める。
「前になのはちゃんとはやてちゃんが大暴れした時の事なんだけれど」
 フェイトは思う。
 ごめんなさい、心当たりが多すぎてどれだか分かりません。と。
「……ええと、恭也さんがお見合いした事があったのよ」
「あ、そのときの事?」
「そう。あの子達がとんでもない事しちゃったでしょう?」
 笑うしかなかった。
 少なくとも彼女は、あの場に自分が居ればまず間違い無く加わっていただろうと予測を立てている。
「それでね?」
 てへ、と笑う。
 それが似合うのだから、フェイトは困った。先日、リンディと一緒に買い物に言ったクロノが『兄』に間違われたのだから。
「フェイトにもお見合い、用意したの」
 どすん。
 テーブルの上に山が出来上がる。
「へー……」
 目が点になる。話の流れから予測はしていたが、実際にドンと20センチはあろうかという『釣書』の束を見れば仕方ないかもしれない。
「まあ、この内……フェイトを利用しようと考えている愚か者には消えてもらって」
 どしゃ。
 唐突に九割ほどをゴミ箱に。分別を全く考えないその行動に、彼女の若さの秘密――ノンストレス――を見た気がした。
「本気で貴女とって考えている人達も居るみたいだけど……年齢とか役職とかの生き方の方向性が釣り合わないのもポイ」
 どしゃっ。
 残り一枚まで減る。
「えいっ♪」
 音符つきの可愛い声で、炎をともす。火柱すら上げるそれにはスプリンクラーが作動する暇も無く、灰すら残さず燃え尽きた。その緻密で迅速な魔法の構成能力に、彼女は戦慄を覚える。
「というわけで、独断と偏見で選んでみたオススメの一枚よ」
 お母さん、何時までも若いわけよね。
 そんな事を考えながら、その一枚を受け取る。
 そして、その最後の『釣書』をみて、彼女は絶句する。
「お母さん?!」
 立ち上がり、詰め寄るように彼女を問い質そうとしたのも無理は無かった。普通に考えて先ほどのものと一緒に『ポイ』されるはずの物件、つまりこれを最初から残すつもりだったに違いない。
 しかし彼女は母親の貫禄を持って娘を諭す。
「私を侮らないでよ? 何年貴女の母親をしてると思ってるのかしら」
 と。
「この人ならきっと貴女を幸せにしてくれるだろうし、あなたも……幸せにしてあげたいと思うでしょう?」
「だからって…!」
 そう――この見合い写真には、親友の兄代わりの男が写っていた。



2>宴会の後に

 カーテンの隙間から除く朝の光に誘われ、普段よりも早くに目が覚めた彼女は、何故か親友の兄の顔が目の間にある事に驚いた。
「――っ!」
 そしてついさっきまで見ていた夢、つい先日の出来事を思い出し、驚いて跳ね起きれば何かにぶつかりまた驚く。振り返ればそこにあるのは背もたれで、よくよく見れば八神家のリビングのソファの上だった。
 周りを見渡せば、なのは、はやて、シグナム、ヴィータ、ザフィーラ、シャマルまでもがそこかしこに居る。
 不意に頭痛を感じて視線を落とせば、テーブルに床に、そこかしこに乱立するアルコールの群れ、群れ、群れ。テーブルの上には立体映像投影装置とケーブルで繋げられた『不破』の姿。
 天井からは『祝生存リィンフォース・アイン』の垂れ幕が下がっていた。

「ああ、そっか。昨日は…」
『私を出汁にして大宴会だったな』
 三頭身にデフォルメされたリィンフォース・アインが装置の上に浮いていた。
「…昨日も思ったのだけど、ずいぶん可愛らしい姿よね」
『仕方あるまい。この『不破』では『私』が姿を現すにはこのような方法しかないのだから』
「そっちじゃなくて、三頭身のこのデザインのほうよ」
『処理落ちしないデータ数ではこれが限界だった…察してくれ』
 初期のポリゴン並ね、とは流石の彼女もいわなかった。
 はぁぁ。深々と吐かれる溜め息。
 声だけならば深刻そうなものの、実際に投影される映像が三頭身のため、むしろ笑いを誘ってしまう。フェイトは震え始める横隔膜を無理やり押さえつける事に苦労していた。

「ふぇ〜い〜と〜ちゃ〜ん〜、み〜ず〜」
 自分自身の声にも苦しみを感じるのか、真っ青な顔をしてゾンビ、いや、なのはが水を求めて助けを呼んでいる。そして水を取ろうとしてフェイトもまた自分が二日酔いの症状を起こしている事に気づく。
 アルコール分解に必要な水が欠乏しての、脱水症状にも似たそれに足をとられる。グラリともつれた足がテーブルにぶつかり、痛みにふらつき、気づけば倒れていた。
 ……彼女の目の前で寝ていた、恭也に折り重なるように。
「きゃ!」
「ごふっ!」
 可愛らしい悲鳴に重なり、哀れな男が突然のダメージに吹き出し……彼も気づいた。目が覚めた瞬間、自分にまたがるように、折り重なるようにして抱きついている少女が居る事に。
 胸の弾力に少しばかりの『役得』を感じつつ、脳の冷静な部分は悲鳴を上げた。
「ごごごごごごごごごめんなさいっ?!」
「なにごとだこれはぁぁぁぁぁぁ?!」
 フェイトは急ぎ起き上がり、恭也は反射的に背後へと寝た体制のまま逃げる。その素早さは黒い昆虫に酷似していた。

 そして。
「フェイトちゃんもやるなぁ。後うちにも水」
「衆目監視の下あのアプローチ、流石テスタロッサだ。私にも水を頼む」
「お兄ちゃん、あとで家族会議ね、二人でだけど」
「黒助、中々いい悲鳴を上げてたよなぁ。……水くれ」
「あらあら大胆ですね。…あら? 私、何も混ぜてなかったわよね?」
「み、みず……がふっ」
 何時の間にか起きてそれを見ていた八神家の面々。
 視線に追い立てられるように、フェイトは逃げた。ことさら振動を起こすように、ドタドタと足音をあげながら、幾つもの悲鳴をバックにしながら逃げていった。
 ……死屍累々。
 各自自分の頭を腕で押さえながらうずくまる中…
「おはよーです。今日もいい朝ですねー」
 一人だけ、あからさまに自分の容積を超える量を飲みながら平然としているツワモノが目を覚ましていた。

 唐突にうめき声に占領されたリビングから逃れてキッチンへ。
 そこでコップに水を汲みながら、フェイトは――早鐘のように鳴り続ける心臓の鼓動と、燃えるような体温に後を押されるように――我知らず、唇を、指でなぞった。
 それは触れたとすら言えるかどうかの、一瞬にも満たない刹那の事件。唇ではなく、頬に。しかしその瞬間に僅かに感じたものを思い出しながら――その白い肌を朱色に染めていた。



3>日常的に飛び火する騒動

 恭也とザフィーラに支えられ、なのはとシグナムが二日酔いを魔法で何とか軽減させながらも青い顔で出勤していく光景を見て――シャマルとヴィータはベッドにもぐりこんだ。
 流石に久方ぶりの休日を楽しむ余裕は残っていなかったらしい。
 仕方なく、何とか動けるフェイトとはやての二人が後片付けをする事になる。何も残っていない皿を片付け、グラスを片付け、ビンを片付け、クラッカーや飾り布を片付け、それでようやく終わり。

 片付いたリビングに、今度はゆっくりと座って二人でテレビを見る。
 他愛ない雑談が続く。
 部隊立ち上げのための激務の最中に偶然出来た二人同時の休日だとしても、だからこそありふれた日常のように過ごしたいと願い、そう過ごしている。
「あっははははははは。フェイトちゃん、それむしろナイスタイミングや」
 シグナムあたりが見れば『はしたないですぞ主』とでも言うだろうほどに、今のはやては笑っていた。大きく口を開けて、床を転がりながら。
「笑い事じゃないわよ」
 プン、と膨れるフェイト。
 その顔は二つの理由で真っ赤に染まっていた。
 一つは相談相手のはやてに大笑いされている事。
 もう一つは――
「しかしクロノ君とエイミィも迂闊やなぁ。家でえっちしとる最中の姿フェイトちゃんに見られるなんて」
「……せめて鍵はかけてほしかったわ」
 遠い目をするフェイトの顔には『私、汚れちゃったのかしら』とでも言いたげな痛ましい色がある。
「あー全くもって惜しいわ。此処に恭兄が居たら、いいリアクションくれる思うのになー」
 恭兄が居れば。
 その言葉に何か引っかかるものを感じる。それが何かを考えていると、はやてに気付かれた。
「……」
「どないした?」
 小首をかしげる仕草。
 そこに何か妙であると感じ、話すよう促す。
「そういえばはやてって、恭也さんの事何時から『恭兄』って呼ぶようになったの?」
「何となく?」
 即答するが、答えになっていない。
「なのはちゃんは『お兄ちゃん』やろ、それにフェイトちゃんは『恭也さん』。うちも『恭也さん』じゃかぶる思ってな」
「かぶるかぶらないの問題じゃないように思うんだけど…?」
 正論であるが、彼女ははやてである。故に正論ではあまり意味がない、こんな時は。
「関西芸人の血が騒いだわけや。まあ『恭也さん』て普通に呼んどる時の方が多いかもしれんな」
「…厄介ね」
 何が厄介なのか、彼女には分からない。だが恭也に対して『恭兄』と呼ぶ事が周囲に警戒されずに甘えるための言葉のようにも聞こえていた。

 そして談笑が何時の間にか恭也をネタにしたものに変わっていた頃――
「そーいえば」
「何?」
 くぴりと、オレンジジュースを口に含む。
「恭兄、どうやって『処理』しとるんやろか」
 吹いた。
 フェイトは口の中に含んでいたオレンジジュースを盛大に、目の前に居たはやてに向かって。
「目が、目がーっ」
 天空に浮かぶ城のある島の中の大佐の最後のように、彼女は盛大に苦しむ。
 フェイトは相変わらずむせているので、はやてを助ける事も出来ない。

 …数分が過ぎた。
 二人も山場を越して、何とか平静を取り戻している。
「何てこと言い出すのよ」
「いやいや、フェイトちゃんの反応も中々のものやったよ?」
 いまだ顔の赤いフェイトに、はやてが人の悪い笑みを浮かべる。
「でもな、本当に恭兄、恋人とか居らんのやろか」
「……」
「それにしてもうちら…男の人と交際した事、無いな」
 その言葉に、ふと考える。
 自分の親しい知人の中で、恋を成就させたものが居るかどうかを……しかしクロノとエイミィしか居なかった。
「もしかして私たち…結構さびしい青春送ってる?」
 それは疑問の形をとった、自分自身の傷をえぐる行為だった。
 互いに動きを止める。
 数分もの間、自分の記憶を洗いざらい引き出す。だが、心を慰めてくれる記憶はついに見つからなかった。
「……なぁフェイトちゃん」
 沈痛な声。
「何?」
 返す声も、やはり沈痛な響きを伴う。
「ちょうユーノ君に聞いてみいひんか、なのはちゃんとの事」
 なのはに聞かないのは、下手に聞いて過剰反応されて、星の光の一撃を食らいたくないからである、多分。
「参考までに、ね?」
「参考までに、や」
 恋愛話。
 これほど女性の興味を引く話題が他にあるだろうか。
 はやてにとってもフェイトにとっても、女性である以上――この業からは逃れられない。


『ああ、君たちか…』
 目の下に真っ黒い隈を作り、背後に生きているのか不安になるほどぼろぼろの学芸員を従え、幽鬼のように佇むユーノが居た。
「どうしたのよユーノ、その姿は」
『クロノが、急に捜索以来を、提督権限で』
 ドサッ…
『また倒れたぞ、衛生兵を!』
『呼ぶなそんなもん、人手が減る!』
『…く…せめて回復魔法を。それが駄目なら栄養剤を打て!』
『司書長、最早我々は限界です!』
『頑張るんだ、みんな……できればついでに、クロノの弱点が書いてある本も見つけてくれ…』
『そんな物があったら…くそぉっ…』
 無限書庫は『無限』の名がつくほどの蔵書量を誇る。それを僅かな学芸員だけで迅速に運営できるはずも無い。彼らは働き蜂なのだ。寿命が尽きたら死ぬだけの、女王蜂に尽くすだけの、働き蜂なのだ……。
 まさに『無限書庫黙示録ユーノ』である。
『……ああごめん、こっちは今立て込んでて……何の用?』
「い、いやその、最近なのはちゃん四方津詰めだから仕事詰めだから、ユーノ君から誘ってあげられないかなって思ったんよ?」
『期待に添えなくてごめん…でも、多分、来週ぐらいには今の仕事終わる…はずだ、から……』
 ばたり。
『うわーっ、ついに司書長が倒れたぞーっ!』
『くっ、……本局の連中は鬼か、悪魔か、高町か!』
『必ず、ここのデータから奴らの弱みを探し出してやる……』
「お、お大事にな、ユーノ君……」
 担架に載せられ運び出されるユーノにかけられる言葉は最早、それしかなかった。
 とりあえず。看病イベントで二人の中が進む事を祈りつつ、なのはにユーノをフォローするよう連絡を入れる事は忘れなかったが。


 なのはへの連絡を行い、通信ウインドウを閉じ、今見た事を記憶の隅に追いやる。
 今一度ジュースを飲み、心を落ち着けてから……
「…で、フェイトちゃん、うちに相談したい事があるんやろ、言ーてみぃ」
 休日は家族孝行しているか、自らが後見人となっている子供たちに会いに行くのが常のフェイトである。だからここで何するでも無く時間を潰しているフェイトの表情にある、誰かに話してしまいたい苦悩がある事をはやては気づけた。
「実は……母さんがいつの間にか決めた事なんだけど…私、来週、お見合いするの」
「…へぇ、急な話やな? でも乗り気やないみたいやけど」
 表情を見れば一目瞭然とばかりに曇っている。それを見れば心配にもなろうというもの。
「私もまだ結婚とか考えたこと無くて……」
「急に出た話に戸惑っとる、と」
「うん」
 ならば、断るのが正しいのかもしれない。その様な気持ちのまま会っても失礼かもしれないと考えて。その事をはやてに相談しようとした矢先に――
「前に恭兄が言ってたんやけど、断るにしても一度会ってからいうんが礼儀やて」
「――!? 会わなくちゃ駄目なの、お見合いの席で!」
「そや」
 何当たり前の事をと、平然と言い放つはやての姿に、フェイトの顔は青くなり赤くなり青くなり…を繰り返す。
「それにしてもフェイトちゃんがそんなに悩むなんて、相手、誰や? そんだけ迷うって事は多分知り合いやと思うんやけど、うちも知ってる相手か?」
「……」
 その言葉は正解であった。
 そして正解であると気づいたはやてがリストアップする男性の中で、フェイトがここまで気まずそうにする男性が誰であるかの検索結果が出た瞬間、彼女の顔色が変わった。
「まさか、フェイトちゃん…」
「…うん、恭也さん、なの」

「はうっ!」
「きゃあっ?」
 突然巻き上がった黒く強大な魔力に、二日酔いでベッドの上で唸っていたシャマルとヴィータが、哀れな悲鳴を上げた。



4>問題の当日

 若草色の上品なワンピースに、彼女のトレードマークでもあり髪の色を際立たせる黒いカーディガンをあわせる。パンプスもヒールの低いものを選び、時計も軽く見えない程度のカジュアルさ。年相応の薄い、けれどしっかりと施された化粧。元々白い彼女の肌は、内心の緊張を表すように薔薇色のまま落ち着く事は無い。

「大丈夫かいフェイト」
「う、うんだいじょうぶよあるふ」
 発音がおかしい。
 今までに見た事の無い種類の緊張に支配されているフェイトを心配するアルフだが、彼女にもこのような時かけるべき言葉は浮かばない。彼女もまた恋愛関係に関しては幼いのだ。
「いいかい? 途中でアタシは席を外すけど、何かあったらすぐ呼ぶんだ。恭也のヤツが何をしたとしても――すぐさま捻じ切ってやるから」
 何を捻じ切るつもりなのか。恭也がフェイトに何をしでかすのか、既に彼女の頭の中では確定しているらしい。
「きょうやさんがわたしにそんなことを……」
 ぽひゅう。
 暴発した魔力が湯気のように吹き上がる姿を、アルフは確かに見た。
「きょうやさんがわたしにきょうやさんがわたしにきょうやさんがわたしにきょうやさんがわたしにきょうやさんがわたしにきょうやさんがわたしにきょうやさんがわたしに…」
「悪かった、あたしが悪かったから帰ってきておくれよ!!」
 壊れたレコードのような彼女に、アルフは縋り付くようにして懇願していたと言う。

「……我々は一体何をしているんだろうな」
「恭也さんの監視ですよ、諦めて頑張りましょうシグナム」
 その言葉にシグナムは盛大に溜め息を吐く。
 思い起こされるのは主の言葉。
『いいか、二人とも。ちゃーんとフェイトちゃんを守るんやで。恭兄に遠慮は不要や!』
 本気の目だった。そう言いながら、二人の目の前でレヴァンティンとクラールヴィントを丁寧に磨いた意味は……そういう事なのだろう。

「やあ、フェイト嬢」
 言って現れたのは、日常的に気配を隠して接近する事が習性になっている男だった。
 ビクリと緊張にその身を硬くするフェイトを見、アルフは心配を深くする。
 紺と濃紺の間の落ち着いた色合い――流石にいつも通りの黒尽くめではないようだ――のジャケットとパンツ。ざんばらの髪もおかしくない程度に纏められている。
 中身はともかく、外見だけは年相応に落ち着いてきた姿を見て――父親の居ないフェイトは、恭也にとってはショックなことだろうが父性的な――男らしさを感じていた。
 だがそれを『そう』だと理解する事が、父親のいない彼女には出来ない。ただ彼の、今まで感じる事の無かった男性的な雰囲気を感じてしまい戸惑いを深くしてしまう。
「きょうやさんっ?!」
 驚きに、椅子から立ち上がって振り返る。急激に回ったためにスカートの裾がふわりと上がり、纏められていた髪も舞い上がる。
 その姿にこの男から漏れた言葉が…
「いつもと随分雰囲気が違うな、可愛らしくて見違えたよ」
 百戦錬磨の老練な妖怪どもと渡り合うために、常に強く、凛々しく、厳しくあり続けようとする彼女が久しく言われる事の無かった『可愛らしい』という言葉に、元から赤かった顔色こそ変わらないとはいえ、心臓が激しく脈打つ。
 その所為で足元が覚束なくなり、倒れかける――すっと、差し伸べられた手に支えられた。
「ほら、そんなに驚かない。いつもどおり気楽にしよう」
「は、はいっ!」
 いつも通り……そんな事が出来るのはこの男くらいのものだろう。『見合い』というシチュエーションがもたらす精神的なショックは彼女の心を強く縛っている。

 ふわりと、舞い上がったその髪と衣服が落ち着きを見せる。その瞬間にフェイトは緊張と忘れていた暖かさを感じて…支えられた手に体を預けてしまうような姿を見せた。
「あああああっ、フェイトさんを支えるなんてっ!」
「? そんなに気にする事か」
 あの男は変人だが、要所要所で紳士的な行動はする。一応空気は読んでいるようだからなと、自分を全く省みない感想を抱く。
「そうですよ、恭也さんなら縋り付こうとする傷心の女性から逃げてソファにポイするくらいはやるんですから」
「やけに具体的だな、やられたのか」
「うぅぅ…」
 思い出される、かつての日々。
 ソファーダイヴの累計数を思い出してホロリとした。
「なにやってんだいアンタ等」
「アルフ、いいのか離れても」
「何時までも付き添いが一緒に居たらおかしいだろうが。あたしも離れて監視するよ」
 もしもの時の『抑止力』を期待するよ。彼女はそう言っていた。
 少々のぎこちなさを残しつつも、二人は歓談していた。恭也のあまりの変わらなさに、フェイトも次第に緊張を解していく。
「ふむ、まずは緊張を解すか。テスタロッサも髄分といい表情をする」
「どうしてですか恭也さん、いつもならとっくにギャグ畑に移行しているはずじゃないですか!」

「しかしすまないな。リンディさんが突然『そろそろ身を固めたらどう?』といきなり切り出してきてな、年の事を持ち出されると断りにくくて……フェイト嬢もいい迷惑だろうに」
「いえそんなことありませんわたしきょうやさんのことすきですからっ!?」
 ポロリと出る本音。
 しかしそれがまだ父や兄に対するものでしかないことは確かだ。
 恭也にもそれが伝わっているのだろう、彼はそうか、とだけ言って兄としての表情を作る。
「いずれフェイト嬢にも良縁が出来るさ。今はその時、余計な緊張で失敗しないよう、練習の積もりでいればいいさ」
 いずれ良縁、練習のつもり。
 その言葉が出たとき、胸の奥が痛んだ。
 チクリと、針で刺されたかのように小さいけれど、鋭い痛みが生まれた。
「どうした」
「いえ、何でもありません」
 困惑の表情は二言三言の会話で消える、そんな小さな迷いだった。

「今のフェイトちゃんの表情はポイント高いですね」
「そうなのか?」
「はい。あれはまだ自分の中にある感情に気づけてない顔です。今なら傷が傷になる前に綺麗に別れさせる事が出来ます」
「腹黒ってのはほんとだね。けど別れさせるのは賛成さ。フェイトをあんな変人に渡すくらいなら、犯罪者にだってなってやる」
 クラールヴィントを構えるシャマル。
 口の中でブツブツと言っているのを聞きとがめたシグナムが耳を澄ますと『リンカーコアをブチ撒けろ、リンカーコアをブチ……』と、負の感情を煮詰めた暗黒面のような声色で延々と呟いている。
「待たないか、シャマルにアルフ」
「「何故止めるシグナム!!」」
 はぁ、と嘆息。
「クラールヴィントはやめておけ、一発で我々だとばれる」
「「あ、なるほど」」
 止めるのではなく、もっと方法を考えろと、最悪な方向に修正するのだった。

 冗談交じりに定型句の話題の応酬。やがて緊張もほぐれてきたのか、見合いの席と言う雰囲気は消え果て、年の差カップルのデートという雰囲気に変わる。
 そう、変わったからこそ――
 ゾクリ。
 唐突に感じた悪寒――これを感じ取れなければ、少なくとも恭也は今までに二桁三桁は死んでいるはずだ。
「恭也さん? もしかしてここ、エアコン効きすぎてるんですか」
「そんな事は無い、取りあえず此処で話していてもしょうがないし、少し歩かないか?」
 その言葉に、まるきりデートではないかとフェイトは今更に気付く。
 見合いなどと言ったところで相手は恭也、緊張せずに会話を楽しめるようになれと言うものだ。もしかすると、見合いはただの建前で、リンディが忙しいフェイトに休日をとれと用意したものかもしれないと。
「あっ、そうだ!」
「フェイト嬢?」
 急にハンドバックの中を探し始める彼女に、慌てる表情も可愛いなと思いつつ、彼女の行動を待つ。
「実は、ユーノに映画のチケット貰ってたんです。なのはと一緒に行くはずだったのに行けなくなったからって」
「……またクロノに無体な仕事を押し付けられたのか、あのフェレットもどきは」
「大丈夫ですよ恭也さん、ちゃあんとエイミィに告げ口しておきましたから。彼女もなのはの味方ですよ」
 クスクス笑う彼女に、キャラが違うと突っ込む事も出来やしないと恭也は天を仰ぎ見る。

 あごに手をあて、シグナムはふむと頷く。
「そう言えば最近ユーノを見ないな」
「こないだ手伝いに行ったとき、無限書庫の端っこにテント村出来てたね…」
 アルフの言葉に二人は戦慄を覚える、無限書庫は何処に行こうとしているのかと。

 リアルだとしか感想がなかった。
 真っ暗な映画館の中、スクリーンに映し出されたのはサイコホラーに分類されるものなのだが、むやみやたらとリアルなのだ。映画の方向性を間違えているとしか思えないほど、内容は陳腐な古典なのに。
 版権は大丈夫なのかと考えるほど、見覚えのある映画だった。ホッケーマスクの大男が斧やチェーンソーを振り回し、身を守る術を持たない人々が逃げ惑い、惨殺されていく。
「ひぃっ!」
「ち、ちょっとくっつき過ぎじゃないかフェイト嬢?」
 内心、いつも似たような奴らを相手にしてるのになあ、などと思いつつ、恭也の腕にすがりつきながら涙目でスクリーンを見ているフェイト。そんなに怖いなら帰ろうか、と口にしたくもあるのだが。
「だ、大丈夫です、こんなもの、怖くなんて」
 ばしゃん。
 雨の中、逃げ続けていた逃亡者が、犠牲者に変わった。腹に斧を突き刺したまま倒れており、その隙間からピンク色の内臓が顔を出している。その内臓が血を吐き出しながら脈打つなど、全年齢対象の映画のはずがなかった。
 もしかすると、ユーノが突然カンヅメにされたのは、この映画を見たくないなのはがクロノに頼んだためではないだろうか。なのはがホラーに弱かった事を思い出しつつ、唐突に胸に感じた衝撃に意識を戻される。
「ぁぁ、ぁぁぁ……」
 真っ青な顔をして、涙さえ流して、恭也の胸に顔をうずめて。ついでに腕から腹にかけて、むやみやたらと形が良く弾力のある二つの塊の感触が押し付けられている。
 フェイトのその表情に、枯れていると称される彼の心も流石に動く。
「出よう」
「…ぇ?」
 映画なんて怖くありません、大丈夫です――あからさまな嘘を口にするフェイトの腕をつかみ、半ば抱きかかえるように席を立つ。

 ――その頃、烈火の将が人知れず映画館の片隅でリタイアしていた。
 シャマルとアルフは彼女が勇敢に戦った姿に、この敗北を秘する事を決意していた。

 映画館のエントランスのベンチに彼女を座らせ、自販機で購入したオレンジジュースを手渡す。何時の間にか、青かった顔色も今では赤くなっており、同時に起きた表情の変化には流石の朴念仁も……気付くこと無く彼女の体調の心配をしていた。
「大丈夫かフェイト嬢」
「……はい」
 この問いかけがその証拠。その力のない答えが彼女の自覚しない真実の心だと言うのに、それにもやはり気付く事はない。
「今日の所は此処で分かれようか?」
「いえだいじょうぶです!」
 分かれる、の単語に反応するように大丈夫だと否定する。
 その混乱した様子に、彼女の様子のおかしさを今更ながら察するが、見当違いの方向へ思考は逸れる。彼女の変調の原因がこのシチュエーションにではなく、最初から追いかけ続けてくる『気配』を察してのものだと。
(しかしあいつら…街中ならともかく、映画館の中で俺が気づかないと思ってるのか?)
「恭也さん?」
「いや、なんでもない」
 劇場内で起きた、グロテスクなシーンに合わせて起きる大きな魔力の乱れ、そして感情の起伏による存在感の浮上。その三つの気配に覚えがあった。
「取りあえずは喫茶店にでも行くとしよう。たまにっ二人きりでゆっくり話すのも悪くないだろう?」
 父や兄を思わせる雰囲気で、しかしその声色には誘うような響きが色濃くある。
 どくん、どくんと心臓が踊るように熱く暴れだす。
 その言葉の意味を理性が理解するよりも先に、感情が体を動かしていた。調子の悪そうなフェイトを見かねて差し出した手を、何時の間にかつかんでいたのだ。
 あとはもう駄目だった。
 理性が感情に押さえ込まれ、狂わされ、足腰が萎えてしまっている。つかんだ手は、そのまま彼の腕にすがりつくように位置を変えている。恋人同士がするような、腕を絡めて体重を預けるような体勢になっていた。
 視界はぐるぐると渦巻き、足元はおぼつかず、手には力が入らないのに腕から伝わってくる体温は非常識に鮮明だ。
「じゃあ、行こうか」
「はいぃ……」
 彼女の主幹の中でぐにゃぐにゃと揺らめく地面の上を、何もかもすべて恭也に預けるように、フェイトは歩いていくのだった。

「あああああああああっ?! 見失ったーーーっ!」
「くっ、やはりシグナムを劇場内に放置して追いかけるべきでしたか……!!」
「ほっけーますく、こわい。ちぇーんそー、こわい。かみをまっぷたつ、すごい」
 いくら美人とはいえこんな三人に関わりあいたくないのだろう、誰もが足早に避けて駆けていく。


「まだまだ若いわね、二人とも? それにあの三人も」
 シグナム、シャマル、アルフの三人にすら気づかせずに尾行を続けていたリンディが、兄と妹そのもののまま喫茶店で差し向かいに歓談する二人の様子を見て笑っていた。
 防犯システムと連動した街中カメラを、職権乱用でチェックしていた女傑である。彼女は我が家の愛娘はまだまだ恋には早い年頃なのかしら、と考える一方で。
「……じゃあ『次』は、もうちょっと大人のデートコース、回ってもらおうかしら?」
 彼女の善意の悪巧みはまだまだ終わらない――



あとがき
 リンディさんと他のメンバーでは人生経験の深さが違います、彼女らではまだ勝てませんね。
 そしてこのリンディさんが乗り気だったために、これから二度目、三度目のセッティングが待っているのです。
 この見合い話の相談により、はやてが自分と恭也のスタンスを見直す事にもなるのです。はやて編の前奏に繋がってると言うことですね。

 当たり前の事ですが、見合いは結婚を前提に組まれるものであり、しかし初めて会う時点では恋愛感情は互いにありません。
 突然組まれた二人の見合い。兄妹的な感情が間にあった二人の間に結婚と言うテーマが挟まれる事で、否応無く今の自分達の立ち居地と関係を考えさせる事になったのです。

 現在ののところ、恭也は兄9:ラブ1、フェイトは妹7:ラブ3くらいですかね。
 というか恭也にラブが芽生えている時点で、このフェイトの凄さが伝わってくるのではないでしょうか。
posted by TRASH BOX at 23:06| Comment(16) | 三次創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
壊れたシグナムの台詞にやられたww

そして広告空気読みすぎ…なんですか真剣なお見合いってwww
Posted by リゼル at 2007年08月02日 23:25
ソファーダイヴに吹いたww
そんな人はきっと俺だけじゃないはず。

〉何時の間にか、青かった顔色も今では赤くなっており、同時に起きた表情の変化には流石の朴念仁も……気付くこと無く彼女の体調の心配をしていた。

流石は恭也…。
Posted by a.cline at 2007年08月02日 23:40
相変わらず恭也は役得だな。さすが主人公属性持ち!ヒロイン属性持ちに特攻です。
あ、なのははヒーロー属性なので特攻はないですよ?

…恭也がたちの悪いジゴロだったら、その日のうちに朝帰りになりそうな勢いだな。
>フェイト
もうちょっとこういうことに耐性をつけましょうw
Posted by surt at 2007年08月02日 23:53
リンディさん素敵すぎます

知り合いとお見合いってのは気恥ずかしいでしょうねぇ
シグナムがホラー苦手なのは意外
Posted by ひより at 2007年08月03日 00:14
お疲れ様です。
きました前奏フェイトVer

コレがアレになるわけですか…
きっと、自覚した時にいっきに変わるんでしょうね(苦笑

諸葛リンディは策士過ぎ
これだから悪知恵と権力のある人は…
リンディさん最高です。

次回作も期待しております。
Posted by 神楽朱雨 at 2007年08月03日 00:19
そうか、シグナムはスプラッタは苦手なのか…
まぁ、恭也に気付かれたのが運のつきだろうなぁ。
…『ホッケーマスクを付けて追いまわす』→『恐怖でパニック』→『規定値を超えた為、逆ギレor幼児化』
…と、良くあるコンボを発生させるに違いない。

因みに、いつだったか忘れましたが、『霊能力者でも、(遊園地等の人工的な)お化け屋敷は苦手な人もいる』と聴いた事があります。
必ずしも、『生業にしているから、大丈夫』っと、訳では無いらしい様ですな。
Posted by 月 at 2007年08月03日 00:21
そうか、シグナムはスプラッタは苦手なのか…
まぁ、恭也に気付かれたのが運のつきだろうなぁ。
…『ホッケーマスクを付けて追いまわす』→『恐怖でパニック』→『規定値を超えた為、逆ギレor幼児化』
…と、良くあるコンボを発生させるに違いない。

因みに、いつだったか忘れましたが、『霊能力者でも、(遊園地等の人工的な)お化け屋敷は苦手な人もいる』と聴いた事があります。
必ずしも、『生業にしているから、大丈夫』っと、訳では無いらしい様ですな。
Posted by 月 at 2007年08月03日 00:26
黒い朴念仁が相手だけど、頑張れフェイト!
勝利は、すぐ其処だッ!!!

シグナムはスプラッタが苦手・・・。
凛々しい女性にこういう弱点があると、可愛いですよねッ!
Posted by レリス at 2007年08月03日 00:38
烈火の将、暗幕に死す!
まぁ3人はどこか抜けてたということか。
このあと前奏じゃなくなるとお父さんお母さんに!
レベルアップなのか?
Posted by 冬姫 at 2007年08月03日 00:52
堪能させて頂きました!!

話としては規定事項みたいなものかな?
この前奏が在ってフェイト編、はやて編への
分岐が存在するような話という事ですか?

後、なのは編の前奏(もしくは真相)は
予定に入っていますでしょうか?
Posted by hou at 2007年08月03日 01:03
私としては
『くっ、……本局の連中は鬼か、悪魔か、高町か!』
がクリーンヒットでした。
Posted by kou at 2007年08月03日 04:30
上のコメントでひより師父やら皆さんも仰ってますがあえて私も言います。
リンディさんが素敵すぎです!!
こうもあっさりあれだけのお見合い写真を捨て燃やしその一枚を選ぶ手腕の良さ、そして恭也に感ずかれないように権力をフルに使った尾行・・・・惚れました!(マテ

映画館でのフェイトは可愛らしいですね〜スタイルSTSverであんな風にしがみつかれたら流石の恭也でもクラッとくるでしょうw
でも淫獣、お前紫じゃないんだから空気嫁w
なのはがホラー嫌いのなんて無印時に一緒にいたんだからわかってるだろうが。
いつまでもなのはがゴールインできない理由が少しわかったような気がします。
Posted by J at 2007年08月03日 04:33
次は、アリサかすずかをお願いします。
もしくは、ギンガとの出会いから結婚までの、話をお願いします。
Posted by ターちゃん at 2007年08月03日 10:01
13日の0曜日ですか。どこまで地球の文化が浸透してるんですかね。このままだと、CSSのCDまで、売っていそうですね。
Posted by マクシーム at 2007年08月03日 10:05
桃子さんの実家の方の高町家には、夜の一族の血がわずかに流れてるとか無いとか聞いたことありますが、まさかハラウオン家にも…
Posted by ミヅキ at 2007年08月03日 15:55
 毎度感想ありがとうございます。
 これがあると暑さに耐えて執筆する体力が確保できると言うものです。

>リゼルさん
 いや、ホッケーマスクの怪人の装備品といえばどう考えてもアレですから。
 シグナムが普段読まない分、広告が空気を読んでくれたのでしょう。

>a.clineさん
 恭也といえばソファーダイヴをさせる達人ですから。
 主人公の基本属性『朴念仁』をなめてはいけませんよ?

>surtさん
 ちなみになのは編では特攻された方です。
 フェイトもここ数年で耐性はついてるんですけどね…恭也に対してのみ、つけられなかったと言うか。

>ひよりさん
 リンディさんは無敵です、母は無敵なのです。
 そして気恥ずかしいどころではなく、もし拙い別れ方をすれば洒落になりません。
 シグナムって、戦闘以外はことごとく駄目そうなイメージが……

>神楽朱雨さん
 はい、コレがアレになります。
 リンディさんのバックアップはフェイトだけにとどまりません。きっと他の子も……

>月さん
 世の基本原則『可愛いは正義』に従い、幼児化してすがりつくのです。そして我に返ったときツンデレ化するのですよ。

>レリスさん
 いやっ、まだまだフラグが乱立すします!!
 六課設立後、ラストスパートをかける彼女たちの前にスバルとティアナと言う刺客が現れますから。

>冬姫さん
 死んでません、ゲームで言うところのHP0で気絶です。
 まだ…まだ終わらんよ、この前奏の混沌とする世界は!

>houさん
 まだルート分岐の前の一本道部分ですよ。
 なのは編前奏……またホラー呼ばわりされそうですね。まだ着手してませんが。

>kouさん
 少なくともなのはは自分を『悪魔でいいよ』と言ってますから、恭也も悪魔の兄なので悪魔です。

>Jさん
 リンディさんは一線を退いたとはいえ元提督、権力の上手な使い方は心得ているのです。
 そして映画館ですが、流石の恭也にもほんの少し『女の子』ではなく『女性』と認識させることに成功した模様です。
 ユーノ……実は結構クロノに邪魔されてる?

>ターちゃんさん
 アリサとすずかは『魔法少女』じゃないからなぁ……
 ギンガさんはどうしよう。スバルの立ち位置で全然別の話になるし……まだあんまり考えてないんですよね。

>マクシームさん
 いや、ユーノが良く知りもしないのに『地球の映画だからなのはも喜ぶかな?』と安易に購入したのが原因です。

>ミヅキさん
 おもちゃ箱だと妖精扱いでしたが……無いと言い切れないのが怖いですね。


 ……あれ、何だか『奥さ魔』書くのがデフォ扱いになってる気がする。
 そろそろ何か新境地を探したほうがいいのだろうか?
Posted by さとやし at 2007年08月03日 17:52
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